教室案内

寄附講座

Endowment department

不整脈先進治療学講座

研究室構成

教授 富田 泰史(併任)

准教授 木村 正臣

講師 伊藤 太平

研究室紹介

カテーテルアブレーションおよび不整脈治療デバイス関連企業により創設された寄付講座である不整脈先進治療学講座は、

  • 現在普及しているカテーテルアブレーションでは治療困難な再発性頻脈性不整脈に対する先進的3次元マッピング・カテーテルナビゲーションシステムの開発とその臨床応用
  • 不整脈ならびに心不全治療デバイスによる不整脈機序の解明と心不全の病態理解のための新たなデバイス機能の開発
  • 不整脈ならびに心不全治療デバイスを用いた急性期から慢性期にわたるトータルな患者管理システムの構築

により、臨床不整脈学の発展に寄与することを目的としています。

当講座は教授1名、准教授1名、講師1名からなり、循環器腎臓内科学講座と連携し、同講座の不整脈研究グループとともに臨床不整脈治療に携わっています。
講座開設後もこれまで同様、最新の3次元マッピング・カテーテルナビゲーションシステムを用いたアブレーション治療、不整脈ならびに心不全治療デバイスを用いた急性期から慢性期までのトータルな患者管理システムの確立にむけ様々な努力を重ねています。
カテーテルアブレーション治療においてはコンタクトフォース(カテーテル先端の接触圧)およびカテーテル先端温度をモニター可能なカテーテルに加え、肺静脈隔離術に特化した各種のバルーンカテーテル(クライオバルーンカテーテル、ホットバルーンカテーテル)や内視鏡アブレーションシステム(レーザーバルーンカテーテル)により安全で確実なアブレーション治療が可能となりました。さらにAI(人工知能)を組み合わせた高精細度マッピングシステムや複雑な頻拍に対応可能な多極マッピングカテーテルを導入し、その有効性を検討している段階にあります。平成30年度のカテーテルアブレーション件数は501件(心房細動305件)と年々増加傾向にあり、手術手技を学ぶため国内外から年間30〜40名の見学者(医師、看護師、臨床工学技師、放射線技師など)を受け入れています。

デバイス治療においては、従来どおり植込み型デバイスを用いた遠隔モニタリングシステムの普及を進め、利用患者数も450名を超える状況となっています。また着用型自動除細動器を用いた新たな急性期患者管理システムを構築し急性期患者の不整脈による突然死の予防、さらに平成28年2月からは完全皮下植込み型除細動器を用いた新たな心臓突然死予防も可能になりました。これらの不整脈診療の進歩を有効に活用した不整脈患者の診療、患者管理システムの確立と普及を目標に研究を進めています。

脳卒中・血管内科学講座

研究室構成

教授 富田 泰史(併任)

准教授 横山 公章

研究室紹介

脳卒中・血管内科学講座は、2018年に設置された寄付講座で(高血圧・脳卒中内科学講座からの改組)、循環器腎臓内科学講座と連携し、脳卒中内科学ならびに血管内科学の教育・診療・研究に携わっています。

研究テーマ

  • 脳動脈硬化の病態解明と再発進行抑制を目的とした治療法の開発
  • 血管の動脈硬化や老化に関与する因子の同定と新規治療法の開発
  • 頸動脈プラークに対するカテーテル治療法後の薬物療法の確立
  • 脳卒中発症ならびに重症化予測因子の同定とリスク管理方法の確立
  • 脳卒中の再発予防における血圧管理と急性期治療における血圧管理方法の確立
  • 心房細動患者における心原性脳塞栓症予防に向けた最適な抗凝固療法の確立

心臓病遠隔管理システム開発学講座

研究室構成

教授 富田 泰史(併任)

准教授 佐々木 真吾(併任)

助教 石田 祐司

研究室紹介

2019年4月に創設された寄附講座である心臓病遠隔管理システム開発学講座は、

  • 植込みデバイスを用いた心臓病遠隔患者モニタリングシステムの開発と臨床応用
  • 心臓病遠隔患者モニタリングシステムの管理体制の構築
  • 植込み型不整脈治療デバイスを用いた心臓突然死の発生機序の解明とその予防法の開発
  • 治療抵抗性重症心不全に対する心不全治療デバイスを用いた治療法の確立

により、臨床不整脈学の発展に寄与することを目的としています。

当講座は循環器腎臓内科学講座の教授ならびに准教授が併任し、専任のスタッフ1名、事務補佐員1名からなり、不整脈グループの医師とともに、臨床不整脈学の発展と地域医療の充実に携わっています。

研究テーマ

  • 植込みデバイスを用いた心臓病患者の遠隔モニタリングシステムの有用性の検証
  • 植込みデバイスを用いた心臓病患者の遠隔モニタリングシステム管理体制の構築
  • 植込みデバイスに搭載された生体情報の診断機能を用いた心不全遠隔管理法の開発
  • 不整脈治療デバイスを用いた心臓突然死の発生機序の解明とその予知と予防法の開発
  • 心不全治療デバイスを用いた治療抵抗性重症心不全の病態の解明と治療法の確立

心臓病態先進治療学講座

研究室構成

教授 富田 泰史(併任)

講師 澁谷 修司

研究室紹介

2023年4月に創設された寄附講座である心臓病態先進治療学講座は、循環器腎臓内科学講座と緊密に連携し、心房細動に代表される不整脈や、急性心筋梗塞ならびに構造的心疾患を含む心臓血管病に関する病態生理学ならびに治療学の発展に携わっています。

研究テーマ

  • 冠動脈硬化の病態解明と再発進行抑制を目的とした新たな治療デバイスの開発
  • 高度石灰化病変に対するPCI施行例の予後改善に向けた治療戦略の開発
  • 心房細動に対するカテーテルアブレーションにおける新規テクノロジーの開発

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